
ドライアイスの煙は、二酸化炭素?
ドライアイスの煙の正体は「水蒸気(霧)」です。
ドライアイスは二酸化炭素(CO₂)が固体になったものです。常温で溶けるのではなく、昇華して直接気体になります。この時、周囲の空気中の水蒸気が急激に冷やされて凝結し、白い霧状の粒子になります。これが私たちが「煙」のように見ている正体です。
つまり:
- ドライアイス → 二酸化炭素の気体になる(無色透明)
- 空気中の水蒸気が冷やされる → 白い霧になる
- 私たちが見る「煙」=冷やされた水蒸気の粒(霧)
ちなみに、本物の煙(たとえばタバコの煙)は微細な固体や液体の粒子が空中に浮いている状態ですが、ドライアイスの「煙」はあくまで水の霧なので、無害で安全です。
(ただし密閉空間で使うのは二酸化炭素中毒の危険があります)
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