南極の氷は、なぜ青い?
南極やグリーンランドの氷床や氷河では、鮮やかな青色をした氷を見ることができますが、南極に降る雪の色は「青色」ではありません。では、なぜ青色の氷が生まれるのでしょうか?
通常の氷や雪の中には、たくさんの気泡や小さな結晶が含まれており、そのせいで光が散乱されて白く見えています。
一方、南極やグリーンランドでは、長い時間をかけて氷が圧縮されていくことで、中に入っている気泡が押し出され、非常に透明度の高い氷ができあがります。
その結果、光が氷の内部を深く進み、青い波長の光が強く反射されることで、氷が青く見えるようになります。
この記事へのコメントはありません。